心の下に隠す心

PC1
「社の利益を不当に自分の懐のものとし、また社に不名誉を与えたクグツがいます。彼を処分しなさい」
上司である早川美沙から言われた命令はそんないつものブラックオプだった。ただ、いつもと違っていたのはそのクグツが自分の友人と言う事だけ。だが、命令は遂行する。
それが士(サムライ)の下に心を持つ者なのだから。

PC2
「これが最後の仕事さ。次にあう時にはお互いカタギ。上手くやろうぜ」
そいつが最後に言った言葉。名前も知らない奴だった。ただ、それは適う事無く、未だに自分は血塗られた道を歩み続けているだけ。だが、これが本当に最後の仕事。
影に、闇に。物の隙間に、人の隙間に隠れて。それが刃の下に心を持つ者なのだから。

PC3