今日のキャラセリフ集

▼秋月葉子
「私は聖母殿命運/霊域操作局、第一種魔術技官の秋月と言います。どうぞよろしく」
「人の命とそれに連なる運命、それらが影響を与える星幽界(アストラル)と外界(マンデイン)を監視し、必要あれば積極介入により聖母殿のスタッフが行動する際に容易になるよう操作をする。ま、所謂バックスオフィス・スタッフですわ」
「エゴ?何を今更。私達、魔術師は常識という理(ことわり)の外で力を震う者を指すのですよ?エゴを無くして禁断の知識を得られるとでも?お話しになりませんわね」
「私達、妖精の灯火の下に集う魔術師は運命を操る術を会得し、偶然と言う名の必然を起こす。さながら妖精が与えたささやかな幸運や不幸のように、ね」
「他の魔術師?さあ……そう言われましても。天界の鐘と共に道を歩むもの、死と荒廃の野に立つもの、原始の生命と繁茂する森に棲むもの……信条、方向性によって変わりますので。私程度では分りきれません」

▼イバラキ
「俺はプロフェッショナルだ、確かに依頼料は高い。が、俺を雇えばミスター/ミス/ミセス。あんたはきっと満足する。きっとだ」
「仕事(ビズ)はスマートにこなすさ。だからあんたは安心して全てを俺に任せておけば良い。あんたがぐっすり寝ている間に全ては終わっているよ。さあ、そろそろ依頼内容の話をしようじゃないか…」
「OK、ミスター/ミス/ミセス。シンプルな内容だ。分りやすい。さあ今からあんたが俺のボスだ。あとはGoと言えば、俺は実行(ラン)に入る」
「タンゴが踊りたきゃ一人で踊りな。俺は仕事(ビズ)が素直に終わるのなら暴れたいとは思わない。人をサイバーサイコと一緒にしないでくれ」

寝言式バンプアップ

 もしかしたら、凄い不運な事にシナリオの進行結果に依ってキャラクタの設定から看過出来ないPCのモチベーション維持不能状況というのが起きる事があったとします。
 これはシナリオが悪い訳でも、PCが悪い訳でもないのです。とてもとても不運な事にシナリオの転の辺りで発生するかもしれない事です。
 その時どうするべきか。僕は考えました。
 そのキャラクタの関係する最も上の立場の人物(NPC。公式NPCを使う事をお薦めする)をボケさせるのです。シグルイ的言い回しをすると「曖昧になった」と言う奴です。
 N◎VAで例えると、クグツキャラなら千早雅之や篁綾が、イヌなら千早冴子が、レッガーなら音羽南海子やクーゲルが。
 フリーランスだったらどーすんの?>>何か適当に人気NPCを恋人にでっちあげて曖昧にしとけば良いんじゃないかな。千早冴子とかクーゲルとか天津征司とかアルオメとか。
 いきなり自分の組織のトップが曖昧になってしまう。後事件の真相に追い付き、それを止められるのはもうPCしかいない!これはやるしか無いでしょう。ええ!

 と言う事で僕はこれを「シグルイ式励起法」と呼称します。

*[N◎VA]シナリオ案「Shadow Run」

ランクX。それは存在しない人々。
「そこ」に居ながら、どこにも居ない人々。
だから企業は使う。だからヤクザは使う。だから個人は使う
消費資材として。切り捨てやすいモノとして。アシの付かない道具として。
企業がフィクサーを通して彼らを使う。分りやすいビズ。敵対企業への破壊工作。今回のシナリオはヤク中ジャンキー共の暴走だ。オーケー。それならそれで行こう。

それは消費材として使われる、ランクXに住む奴らの物語。そこに住む人々はその仕事をこう呼ぶ……

「Shadow Run」

かくして、運命の扉は開かれる。

各キャストには以下の設定が付く
PC1:ランクXのレッガー
PC2:ランクXの荒事屋
PC3:ランクXのニューロ
PC4:SSS又はBHのイヌ
※PC5:企業とランクXの相田を取り持つフリーのフィクサー


PC1:レッガー
キミはフィクサーには顔役(フェイス)と呼ばれている。名前をお互い知らない方が色々と都合も良い。
そのフィクサーからビズの依頼。ワンデイワーク。製薬会社への破壊工作だそうだ。報酬も悪くない。ただ、チームの奴らが一癖も二癖もある。どう操るか……

PC2:カブトワリ/カタナ/カゲ
キミはフィクサーには剃刀野郎(レイザー)と呼ばれている。名前はお互い知らない方が色々と都合も良い。
そのフィクサーからビズの依頼。ワンデイワーク。フェイスという奴に付いて暴れて来い。何とも分りやすい。
だが、そのお使いのような扱いが気に入らない。どんなビズなのか気になる所だ……

PC3:ニューロ/アラシ
キミはフィクサーには電脳狂(ハッカー)と呼ばれている。名前(以下略)
そのフィクサーからビズの仕事。ワンデイワーク。ある製薬会社のデータを盗んで来いと言う。
しかし軽く調べた所、他にも動いている奴が居る。何やらきな臭いが……

PC4:イヌ
今日もレッドエリアは火薬庫のような状況だ。ヤクザ、マフィア、サイバーサイコ、他にも色々なヤバい奴らがひしめき合い、にらみ合っている。
ある日、キミの元にランクXの住民から密告がある。製薬会社への破壊工作。もし真実ならば、これは止めなければならない。しかし信じて良いものか……

※PC5:クロマク
キミはフィクサーだ。今日もミスター・ジョンソンからビズの依頼。レッドエリアから道具を集めてランにしろと言われる。
敵対会社への破壊工作。何とも分りやすいが、しかしキミの嗅覚には何かそれ以外の意図を感じる。

※PC5は出来る限り使わない。つか対処しきれない。

*[ネタ帳]N◎VA「終わり無き戦争」

その日、常春の楽園は瓦礫と化した。
その日、悪徳の都市は地獄と化した。
その日から、N◎VAは戦場になった。

降り続ける爆撃、止む事無い銃声、終わる事の無い戦争。
力無き者はもの言わぬ屍に。過去の権力者は処刑場へ。
戦争屋ではない戦闘屋は片端から収容所(アウシュヴィッツ)へ

ようこそ、ここはかつてN◎VAだった場所。
ようこそ、ここでは戦争が全ての法律。
ようこそ、ここは戦争をする者達の最後の楽園

……本当に、それが真実なのか?
余りにも出来すぎた戦争。この理由無き戦争は本物なのか?
その真実は硝煙の彼方に。

トーキョーN◎VA The Detonation
「終わり無き戦場」

かくして運命の扉は開かれる。その先から、風は吹いている。


PC1/推奨スタイル:アラシ
シナリオコネクション:アラン・J・ドーン
 キミは戦場と化したN◎VAで戦う傭兵だ。ウォーカー隊の一人として戦い続けている。ある日キミは隊長であるアランから個別指令を受ける。近日に敵軍が新兵器を投入すると言う話だ。これが真実かどうか、それを探って来い,という事だ。
 キミはその指令を受けウォーカーを発進させる。敵軍研究所、イワヤトと呼ばれたアーコロジーの地下に向かって。

PC2/推奨スタイル:カブト
シナリオコネクション:風見円(かざみ・まどか)
 戦火から逃れようと、下水王国と呼ばれていた地下道に潜った避難民達を、キミは自警隊の隊長として護っている。
 先の見えない状況に暗い表情をする避難民達に励ましの声を掛けるのはリーダーである風見円という女性だ。その彼女がある日キミに声を掛けてくる。どうやらもっとマシな避難場所らしき情報を手に入れたらしい。その場所を調査するのにキミに護衛して欲しいという事だ。
 ここより良い場所へ行ける。それならば地下に居る避難民も喜ぶに違いない。キミが断る理由は無かった。

PC3/推奨スタイル:ニューロ
シナリオコネクション:風見円(かざみ・まどか)
 キミの世界でもあるウェブは今やズタズタに引き裂かれて、以前のような万能さは失われてしまった。しかしそれでも、キミの情報収集能力が無力になった訳ではない。
 そんなある日、コンタクトを取ってきた女性が居た。それが風見円だった。彼女はキミとは違う場所に避難した住民らしい。
 彼女はキミと情報の交換をしたいと申し出てきた。その情報によって、現状より良くなるかもしれない。その申し出を断る理由は無かった。

PC4/推奨スタイル:クグツ
シナリオコネクション:野上忠正(のがみ・ただまさ)
 キミの直属の上官である和泉大佐が更迭、軍事裁判から処刑までされたのはあっという間の話だった。今では野上忠正という男がその地位に居る。奴のその物言いや思想は全く持って気に入らないが上官である以上従わねばならない。
 その野上から下った指令、それは敵軍が何やら大規模な作戦を実行仕様としているらしい。それを調べろという事だ。それでもしこの戦争が終わるのならば。キミはその指令に従い動き出した。

PC5/推奨スタイル:戦闘系
シナリオコネクション:Y.E.
キミがこの強制収容所に叩き込まれ既に1ヶ月が経とうとしている。キミより先に居た荒事屋達は傭兵として戦争に参加するか、それとも処刑されるかの二択を迫られ、多くの者は処刑されていった。
 キミがその列に並ぶ日も近い。そう思っていたある日。キミを脱走させようとする人物の手引きによりキミはその収容所から脱走する事が出来た。しかしその人物はキミの代わりに命を落とす事になる。
 彼は死の間際に「Y.E.」という人物がこの収容所を作った人物であり、m地獄から逃れる糸口を握る者だと、キミに告げる。
 復讐の為、そしてこの戦争を終える為にも、キミはその「Y.E.」を探し出さねばならないと心に誓った。

トレーラー

少女は言った。
「何だか胸騒ぎがします。調べて下さい」
女は言った。
「この事件は未だ続いています」
老婆は言った。
「まもなく終わるだろう。全てを飲み込んで」

今、三つの流れは重なり運命はひとつの糸としてより合わされようとしている。

「午前二時の物語」